読書「駅から徒歩138億年」:中年になって味わう過去の追憶
電車の中で読んでて、読み終わったので感想文。
Amazon.co.jp: 駅から徒歩138億年 eBook : 岡田 悠: 本
そもそものきっかけは、「いるはずのない親戚がXで見つかった話」という話をXで見かけて面白いなと思い、そのエッセイが載っている本が本書ということで、Kindleで買ったという流れ。
本書はいろいろな読み方ができると思うが、私は中年になって家族もいて若いころの思い出を別の角度で幸福感とノスタルジーとともに思い出す、そんなエッセイとして読んだ。
著者の年齢は多分年齢は私より若いけど、家族を持つようになって青春という時期は終わって人生が別フェーズに入った、そんな感じの年頃だと思う。そんな中で物思いにふけりながらただ歩くとき、昔のことをいろいろと思い出して、その頃の記憶や今との対比に思いを巡らすのは楽しい。私も新宿・四谷・水道橋… などなど思い出の場所を歩くたび、いろいろ思い出す。読者は本書を読みながら、読者自身の過去の記憶が呼び出される準備ができるような気がした。この境地を味わえるのは年齢を重ねたことの良さだなと思う。
思ったより軽いエッセイだったな、というのが率直な感想だけど、この軽妙な余裕って今の私は持ててないのかなとも思った。私はとにかくワーカホリックに時間を使いがちで、著者は時間をぜいたくに使えていて良いなと思った。でもこんな本を手にとって読めてる時点で十分余裕はあるのかも。